1949-12-17 第7回国会 参議院 本会議 第5号
それから、それを伝票でごまかして空供出をやる。その結果、木炭では一四%、薪では三二%、ガス薪では五・五%、金に見積つて十四億円近くのものが品物がない。現品がない。それで空気木炭というふうな新らしい言葉さえできて来るというようになつておる。ついでに言えば、この木炭関係で最大の不正が行われておる地方は高知県です。薪に関して最大の不正が行われておる地方は秋田県です。
それから、それを伝票でごまかして空供出をやる。その結果、木炭では一四%、薪では三二%、ガス薪では五・五%、金に見積つて十四億円近くのものが品物がない。現品がない。それで空気木炭というふうな新らしい言葉さえできて来るというようになつておる。ついでに言えば、この木炭関係で最大の不正が行われておる地方は高知県です。薪に関して最大の不正が行われておる地方は秋田県です。
又犯罪の内容につきましては政府の官吏と業者とが共謀して、或る者は木炭二万俵を検收報告して置いて実際は空供出が五千七俵あつたというような事件もあつたようでありますが、これからどういうような事件が起きるか分りませんが、今のところ余り本格的な運動に入つておらないという報告であつたのであります。そこで私共が一番心配いたしましたのは、その五十四億七千万円が丁度薪炭証券と相等しい。
○中野重治君 農林省側の答えは答えとしては断言的であり、管理庁の方の答えは答えとしては非断言的であるけれども、併しこれによつて断言的な答えが客観的に断言的であると受取られぬという意味で、その点はそれだけで打切りまして、そうすると農林省がこの五十四億七千余万円というものを一般会計に食いついてそうしてやつて行けば、今までこの問題が出て来た土台の大きな部分を占めていると思われる空供出とか何とかというものは
そこでもう一つは、先程申上げましたいわゆる空供出と申しますか、現品が生産されてないのに出先といたしまして支拂証書等を発行してしまつたというのが二千四百六十九万ございます。その合計が十億五千三百万円、こういういわゆる政府の現物と帳簿面との差額、不足薪炭の状況でございます。
○小川友三君 それに関連して岩手県の例を取上げてちよつと伺いますが、岩手県では三千万円程度が、農林省駐在木炭検査員と業者が結託して、そうして空供出の金を三千万円取つてしまつたということになつておりますが、この点につきまして三千万円が正しいのか、或いはそれ以上でありますか。ちよつと御報告願いたいのでありますが。
○小川友三君 それから福島県でも二千万円程度という今の御発表でございますが、空供出の一番大きいのは二百六十万円が最高であるというお言葉でありまして、その後で又福島県の方では二千万円の空供出というものがあるというお話でございますが、福島県は二千万円というのは正しいと思いますが宮城県ではどのくらいになつておりますか。
本特別会計に併う犯罪は、特にいわゆる空供出が多いようでありますが、今までの検挙の結果によれば、大規模のものは少なく、最高一件二百六十万円程度であり、政治的背景を有するものであるかどうかは、今のところ不明であります。国家地方警察においてと、捜査並びに検挙を続行中であります。
過去における薪炭に関係いたしまする犯罪件数は相当多数の件数を算しておるのでありますが、この薪炭特別会計自身に関係いたしまする不正が過去においてどれ程ありましたか只今過去の検挙の実績を集計中でありますので、只今ここで全部を申上げることができないのは甚だ残念でありますが、ただ昨年の四月から今日までの短期間の間を急いで実績を調べましたところ、この政府木炭の横領でありますとか、或いは空供出でありますとか、そういつた